アレルGプラスシリーズ開発品のためのベンチマーク
アレルGプラスの研究開発・製造に携わる基本なんでも屋のブログ主がお届けするアレルGプラス実験室です。
シリーズ開発品のために
「必要とされていること、安心・安全であること、他に置き替わるものがないこと」
つまり “JUST THE THING FOR YOU”(あなたにピッタリ)な商品になるかどうか、です。
ーベンチマークしてわかること
さて、ベンチマークするとはどういう事でしょうか?
ベンチマーク(英: benchmark)とは、本来は測量において利用する水準点を示す語で、転じて金融、資産運用や株式投資における指標銘柄など、比較のために用いる指標を意味する。また、広く社会の物事のシステムのあり方や規範としての水準や基準などを意味する。またベンチマーキングとは自社の課題解決のために、競合他社などの優れた経営手法(ベストプラクティス)を持つ企業を分析するプロセスを指す(以下略)
そもそもベンチマークとは使われる業界・業種により異なる意味になるようで、元々は測量において利用する水準点を示す言葉です。これが転用され、ある業界においての水準や基準になるモノを示すようになりました。
今回のアレルGプラス実験室で行ったベンチマークとは、類似商品との比較により、アレルGプラスがどの位置にいるかを再認識するという意味と開発品においても同様の結果が得られるのかを知るという意味で行いました。
ー競合品について
それではさっそく、今回ベンチマークをした競合品を紹介します。(もちろんアレルGプラス以外の商品名は伏せさせて頂きます)
1.アレルGプラスミスト(天然由来の原料)…株式会社明成商会から販売されている、
アレルGプラスのスプレータイプ。
「ひとにやさしい安心成分」「ダニ〈フン・死骸〉や花粉から家族をガード」などの商品キャッチコピー
2.アレルGプラス開発品(天然由来の原料)…本試験を行う目的のアレルGプラスの開発品で、安心・安全のコンセプトはそのままに改良を加えました。
3.他社競合品A(合成品)…日本アトピー協会推薦品の寝具用スプレータイプ。
「ダニよけ」「ダニのフンや死がい、スギ花粉を不活性化」「消臭(汗臭)」「除菌」などの商品キャッチコピー
4.他社競合品B(天然由来の原料)…動物由来の抗体がアレルゲンを不活性化するタイプ。「ハウスダストや花粉のアレルゲンに吸着し無害化」「消臭、抗菌、除菌効果」などのキャッチコピー
5.他社競合品C(合成品)…日本アトピー協会推薦品でハウスダスト不活性化剤が使用されているタイプ。
「ダニをよせつけない効果」「ハウスダスト抑制効果」「消臭、除菌効果」などのキャッチコピー
6.他社競合品D(合成品)…アレル物質変性剤が入っており、寝る前などにスプレーするタイプ。
「浮遊アレル物質97%カット」などのキャッチコピー
以上の6点で比較してみました。
ーマイティチェッカーで比較してみた
アレルGプラス実験室でおなじみの学校環境衛生基準の準拠商品ダニ検査用マイティチェッカーでそれぞれの商品を評価し、比較してみました。
①PE袋に濃度調整した抗原液5ml入れ、各検体液剤を0.5ml滴下し、60秒間振とうさせる。
②振とうさせた混合液にマイティチェッカーを含浸させ、10分後の呈色反応を判定結果とする。
今回の試験条件下では、下のような結果になりました。
〈抗アレルゲン試験結果〉
No | 検体 | マイティチェッカー結果 | 判定結果 |
ー | ブランク(抗原液のみ) | ++ | |
1 | アレルGプラスミスト | -~+- | |
2 | アレルGプラス開発品 | -~+- | |
3 | 他社競合品A | ++ | |
4 | 他社競合品B | ++ | |
5 | 他社競合品C | ++ | |
6 | 他社競合品D | +~++ |
マイティチェッカーにおけるNo.1と2のアレルGプラスのダニアレルゲン(Derf 2およびDerp 2)汚染レベルが、他社競合品と比べて圧倒的に少ないという結果になりました。
自社調べとはいえ、このようなうれしい結果となったのは、アレルGプラスの今後の可能性を拡げてくれる大きな一歩と言えそうで、なんだかワクワクしてきました!
ーベンチマークしてわかったこと
うれしい結果はさておき、
今回のベンチマークをする意味合いがアレルGプラスシリーズ開発品のために行ったのは言うまでもないのですが、今後も開発を続けるために自身のモチベーションを上げる必要がありました。
というのも、研究開発を続けている際に陥る自己満足のような感覚をふと振り返ってみた時に、
「この研究に意味はあるのか」
「本当に誰かに喜んでもらえるのか」
と時々考えてしまう時があるんです。
研究に没頭している時には、このような疑問はなく、自身の研究に対して、揺らぐことのない自信があったりもします。
ベンチマークしてわかったことは、まず最初に他社競合品を選定する際にたくさんの類似商品をすぐに発見できたことです。
これだけ類似商品が溢れているということは、それだけ多くの人が使用されているということ、必要とされている商品カテゴリーだということですよね。
これだけで研究開発の意味があるということと誰かのためになる商品開発であると改めて信じることができました。
そして一方で、消費者はたくさんの類似商品の中から、自分に合ったひとつを選択しなければいけないほど悩まされているという事実です。
大切なことなので、もう一度、
私たち現代人は、日々たくさんの選択肢からひとつを選ぶ事に迫られ、ひとつひとつの選択に多くの時間を費やすほど時間のある人はいません。
そんな状況で、自分に合ったピッタリな商品を探し出すのは至難の業。
ベンチマークは、まずアレルGプラスが類似商品の中のどの位置にあるかを見つけだし、そこからどの方向を目指すべきなのかを教えてくれました。
“JUST THE THING FOR YOU”(あなたにピッタリ)
あなたにピッタリな商品は、万人受けする商品であってはダメで、そのような商品ではすぐに代わりの新しい商品に入れ替えられてしまいます。
もっと安価なもの、もっと多機能なものといった具合です。
ですから、アレルGプラス開発品は、天然成分にこだわり「安心・安全であり、他に置き替わるものがないこと」を中心に開発し、本当に困っている方にお届けできるようにしたいと考えています。
↓アレルGプラスの安全性についてはこちら
今回の試験条件での結果は、この自信を確信に変えてくれたわけです。(少し古いですが、、、)
ー最後に
アレルGプラスシリーズ開発品は、まだまだ研究段階です。
新しい商品としてお届けできるようになるにはもう少し先になりそうですが、これからも地道な研究を続けながら、本当に困った方の声を形に変えられるように取り組んで参りたいと考えていますので、これからも応援どうぞよろしくお願い致します。
コメント